Melancholy瞳を閉じれば
審査員より
最後の一枚駆けぬけた 北の秋
秋色スケッチ秋色のつながり
人生は 夢のごとく始まりは二人 そして これからも二人
貴方の心に届きますか晩秋のレター
記憶の中・里の秋情景日本の原風景・今蘇るふる里の秋情景
東:みなさん、お疲れさまでした!今回の最終審査は、はじめて見かける作者が多くて新鮮だったというのが僕の正直な感想です。
重金:クオリティの高い作品ばかりでしたね。写真に関しては、着眼点や切り取りの良さ、構成はストーリーや展開の良さが秀でていました。そのままの内容で個展を開いても、十分通用するレベルの作品が多かったです。
東:デジブックを見ていて「あぁ、この人はスゴく勉強してきたな!」、「作りこんできているな」って感じることが多かったです。
河内:文章力も毎回上がっていますよね!写真を引き立てる、さりげない文章が良かったです。文章を読ませたいのか、写真を見せたいのか、作品のコンセプトがしっかりしているのが好印象でした。見ている私たちも、想像が膨らんで次の展開が気になります。
小澤:作品のイメージにぴったりのBGMを選んでいるから、より世界観に入り込めます。プレミアムBGMやクラシックパックを取り入れる人が増えて他作品と差をつけたいというこだわりを感じました。
重金:秋の写真コンテストは、デジブックに限らず、ほとんどは紅葉が中心になります。でも、今回は子どもや陽だまり、影など、いろいろな被写体で「秋麗」を表現していておもしろかったです。
東:今回は、「波紋」と「もみじ」のテーマを使った作品が多かったですね。でも、それぞれ写真、文章、BGMが違うので、それぞれ読後感がまったく違いました。
河内:どの作品も、自分の思いを伝えるのも大切だけど、“どうやったら見る人が喜ぶかな?”ってことを意識しているのが良かったのだと思いますよ!
東:たしかに!相手を意識すると、自然と文章や構成にこだわることになるので、デジブックの完成度が格段に上がりますからね。
小澤:やはり見る人を意識している作品は、ドキッとさせられます。特に今回は、BGMがサビに入ったら華やかな写真がでてきたり、静かなメロディでは落ち着いた写真がでてきたり。何度もデジブックを見て、BGMのメロディーと合うように、写真枚数や文章量を調整編集しているのがわかりました。
東:写真・BGM・テーマの三位一体で表現できるのが、デジブックの良さですよね!次のコンテストでも、どのような作品に出会えるのか、いまから楽しみです!